今回はランドローバー ディフェンダー(3CA-LE72WAB)
のATF圧送交換をご依頼いただきました。

現行型ディフェンダーのATF交換でのご入庫です。走行距離は58,600km。

輸入車のオートマチックミッションを長く良い状態で使用するためには、
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)の定期的なメンテナンスが重要です。

ランドローバー車はディーラーでのATF交換費用が高額になることも多く、
トルコン太郎による圧送交換に対応できる整備工場も限られています。

当店ではATF圧送交換だけでなく、オイルパン交換やコネクタスリーブ交換まで

同時に実施し、より確実なATFメンテナンスをご提供しております。

■ 車両情報

  • 車種:ランドローバー ディフェンダー
  • 型式:3CA-LE72WAB
  • 走行距離:58,600km
  • ご相談内容:ATF圧送交換(トルコン太郎)
  • 作業内容:ATF圧送交換・オイルパン交換・コネクタスリーブ交換

■ 作業前のATFコンディション確認

まずは現在のATFの状態を確認します。

ドレンからATFを排出し、ガラス容器へ採取して色や透明度をチェックします。

採取したATFは新油の黄金色と比較すると褐色に変色しており、
劣化が進行している状態でした。

走行距離から考えても、これまでATF交換歴がない可能性が高く、
交換には非常に良いタイミングといえます。

ATFの劣化を放置すると、変速ショックやフィーリング悪化だけでなく、
バルブボディやトルクコンバーターへの負担増加につながるため注意が必要です。

■ オイルパン脱着・内部点検

圧送交換に先立ち、オイルパンを取り外して内部の状態を確認します。
オイルパンを外すことで、バルブボディやストレーナーの状態を直接点検でき、
鉄粉・スラッジの堆積具合も把握できます。

内部を確認したところ、大きな異常や損傷は見受けられませんでした。

しかしATFの劣化は進行していたため、今回の交換は予防整備として
非常に効果的なタイミングでした。

コネクタスリーブも同時交換

オイルパンを取り外したタイミングで、8HPミッションの定番トラブルでもある
コネクタスリーブも交換します。

コネクタスリーブは経年劣化によってATF漏れを起こしやすい部品です。

漏れが発生すると修理費用も高額になるため、ATF交換と同時交換をおすすめしております。

■ オイルパン・ストレーナー新品交換

8HPオートマチックミッションのオイルパンは、初期モデルでオイル漏れが発生
しやすい傾向がありました。

そのため、2021年頃に大幅な改良が行われ、オイル漏れ対策が強化されています。
さらに、ATFフィルターの大型化やマグネット(磁石)の配置見直しなど、
ミッション内部をより良い状態で維持できるよう改良されました。

当店では、交換時にこれらの対策が施された改良後の後期型オイルパン
使用しておりますので、耐久性や信頼性の向上が期待できます。

オイルパン内のマグネットには、鉄粉の付着が見られました。
鉄粉の量や粒子の大きさはATFおよびトランスミッション内部の
磨耗状態を判断する重要な指標です。

■ トルコン太郎による圧送交換

オイルパン交換後はいよいよトルコン太郎による圧送交換を行います。

圧送交換とはATFクーラーラインへ専用機器を接続し、ミッション内部
の古いATFを排出しながら新しいATFへ入れ替える作業です。

通常のATF交換では全容量の30〜40%程度しか交換できませんが、
圧送交換ではトルクコンバーター内部を含めてほぼ全量交換が可能です。

そのためATF本来の性能をしっかり回復させることができます。

今回使用したATFはZF純正指定油である

ZF Lifeguard Fluid 8

です。

高品質で非常に高価なATFですが、当店ではできる限り
リーズナブルな価格でご提供しております。

ATF交換をご検討中のお客様はお気軽にご相談ください。

圧送交換中はトルコン太郎のモニターで新油と旧油の状態を
確認しながら作業を進めます。

最終的に排出されるATFが新油と同等の透明度になるまで交換します。

交換後はATFの色も大幅に改善し、
しっかりとリフレッシュされた状態となります。

圧送完了後、排出されるATFの色が新油と同等になったことを確認し、
作業を終了します。

■ ATF油量の調整・最終確認

圧送交換完了後は診断機を使用してATF温度を管理しながら油量調整を行います。

■ 試運転・作業完了

全作業完了後、試運転を行いATF漏れ・変速フィーリング・異音の有無を確認します。
試運転では各レンジへのセレクト操作、低速・中速・高速での
変速タイミング、ロックアップ時の挙動を丁寧に確認しました。

試運転の結果、エラー表示も無くATF漏れなし・
変速フィーリングも滑らかで良好と確認できました。
オーナー様にも作業前後のATFの色の変化をご覧いただき、
交換の効果を実感していただけました。

■ まとめ

ランドローバー ディフェンダーをはじめ、ZF製8HPオートマチックミッション
を搭載した輸入車は、定期的なATF交換がトラブル予防に非常に有効です。

ATFは無交換ではなく消耗品です。

変速ショックや不具合が発生してからでは修理費用が高額になるケースも少なくありません。

「ディーラーの見積もりが高かった」
「ATF交換を断られた」
「トルコン太郎でしっかり交換したい」

そんなお客様はぜひホリエカーサービスへご相談ください。

ランドローバー・レンジローバー・ディフェンダーのATF交換実績も多数ございます。

車検証の写真をLINEでお送りいただければ、お見積りを
ご案内いたしますのでお気軽にお問い合わせください。

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